医療脱毛はどう痛い?痛い部位や回数ごとの痛みをアンケート調査

当記事では医療レーザー脱毛の痛みについて詳しく解説します。
実際に医療脱毛をした100名にアンケートし、痛かった部位や痛みの度合い、痛みの軽減方法も調査しました。
熱による刺激が少ないとされる医療脱毛 おすすめの種類や、痛みを軽減する方法などもまとめています。

こんな方におすすめの記事です

・医療脱毛が気になるけど、痛みの程度が分からず不安な方
・医療脱毛するうえで、なるべく痛みを軽減したい方
・何度か医療脱毛の施術を受けたが、今後痛みを感じやすいタイミングを知りたい方

医療脱毛100名にアンケート!VIOが痛かった人は半数以上

医療レーザー脱毛の痛みや刺激の感じ方には個人差があります。実際に医療脱毛クリニックで全身脱毛をした100名の女性に、脱毛の痛みについて聞いてみました。

痛みについてのアンケート

痛い部位…どの部位の脱毛が痛かった?
痛みの度合い…どのくらい痛い?
麻酔の使用…麻酔は使った?

医療脱毛で一番痛い部位はVIOがダントツ!

医療脱毛経験者の7割はVIOが痛いグラフ

約7割がVIOに痛みを感じた!
VIOが痛いという方が100名中72名もいました。全体の66%と圧倒的です。
詳細を見ると、「Iライン」と答えた方が35名、「Vライン」と答えた方が21名いました。VIOの中でも、Iライン・Vラインは特に医療脱毛の痛みを感じやすい部位だとわかります。

VIO以外では、ワキやすねも比較的脱毛の痛みを感じやすいようです。両方とも、約1割の方が痛かったと答えています。

VIOやワキ脱毛では痛みを感じやすい!
VIOは濃く太い毛が密集して生えていることが多い上、皮膚も薄い部位です。医療レーザーを照射すると黒々とした毛にレーザーがよく反応して熱が発生し、熱感や痛みを感じます。

ワキも同様に濃い毛が多く生えていることが多く、皮膚も薄くて刺激に敏感です。

すねなど皮膚が薄く骨ばった部位も痛みやすい
すねは皮膚が薄く骨が近い部位で、響くような刺激を感じることがあります。すねにも太く目立つ毛が生えていることが多く、痛みを強く感じる傾向があります。

額やあご、手首、足首、ひじ、ひざなども同様に、骨に伝わるような痛みを感じることがあります。

医療脱毛の痛みは耐えられる程度だった!

医療脱毛経験者の8割は我慢できる痛み

医療脱毛の痛みの度合いについて、全身脱毛経験者に聞いた結果はこちらです。

耐えられるけど痛いが8割
医療脱毛は痛いけれど耐えられる程度という方が100人中81人と多かったです。その一方で泣くほどの痛みだった、耐えられなかった……という方も15名います。ほとんど痛くなかったという方は4名でした。医療脱毛の痛みの感じ方には個人差があることがうかがえます。

全体を通して、脱毛の施術を受けて「まったく痛みがなかった」という方はいませんでした。医療脱毛では、少なからず痛みを感じることがわかります。

医療脱毛で麻酔を使わなかった人が大多数

医療脱毛経験者の7割は麻酔を使わなかった

医療脱毛の際に麻酔を使用したかどうかも質問しました。アンケート結果はこちらです。

麻酔は使わなかったが7割
全身脱毛の経験者100名中、約7割の方が麻酔を使用せずに医療脱毛を受けたということがわかりました。毎回使用したという方は8%、数回使用した方は24%です。
調査すると「耐えられないほど痛かった」という人の約半数の方が麻酔を数回もしくは毎回使用していました。

医療脱毛クリニックでは痛みをやわらげるために麻酔を使うことができますが、多くは有料となります。追加費用がかかることもあってなのか、実際には麻酔を使わずに痛みをやりすごした方が多いようです。

<調査概要>
調査概要:「医療脱毛」に関するアンケート調査
調査方法:インターネットによる調査
調査期間:2022年8月22日~2022年8月25日

有効回答:全身の医療脱毛を行った女性100人

8割が痛いと感じた医療脱毛の痛みを軽減するには?

脱毛の痛みを軽減する方法は

できるだけ医療脱毛の痛みを軽減したい!という方のために、痛みの対策方法を紹介します。
医療脱毛経験者からの痛み対策アドバイスもまとめてみました。

医療脱毛で痛みを感じやすい原因

痛みの軽減方法を紹介する前に、そもそもなぜ痛いと感じるのでしょうか。
痛いと感じる原因について紹介します。

☑医療レーザー脱毛機の種類(熱破壊式など)
☑脱毛部位の毛が濃く太い
☑脱毛部位の皮膚が薄い・骨が近い
☑乾燥した肌、日焼け肌
☑生理中・生理前、体調不良

医療レーザー脱毛機の種類(熱破壊式など)
医療レーザー脱毛機には大きく分けて2種類がありますが、「熱破壊式」というタイプは痛みを感じやすい機種です。一方で「蓄熱式」と呼ばれる機種は、熱による刺激が少なくレーザー照射時の痛みを感じにくいとされています。

●熱破壊式脱毛機
高出力のレーザーを照射し、肌に瞬間的に大きな熱を与えます。
照射時に肌を冷やす機能や吸引機能を備えている脱毛機は、痛みをある程度抑えることができます。
<熱破壊式脱毛機の例>ジェントルレーズプロなど

●蓄熱式脱毛機
低温の熱をじわじわと肌に与えるため、痛みはおだやかです。
<蓄熱式脱毛機の例>メディオスターNext Proソプラノアイスプラチナムラシャなど

近年は蓄熱式と熱破壊式を切り替えて照射できる機種も登場しており、VIOなど痛みが不安な場合は蓄熱式で照射するなど、痛みの強さや部位、毛質などに合わせて効率よく脱毛を行えます。

脱毛部位の毛が濃く太い
黒く目立つ毛には医療レーザーが強く反応し、その周りの皮膚が熱による痛みを感じやすくなります。濃くて太い毛が生えていることの多いVIOやワキ脱毛で痛みを感じやすいのはこのためです。

脱毛部位の皮膚が薄い・骨が近い
VIOやワキのように脱毛部位の皮膚が薄いと、照射時の刺激を敏感に感じます。すねなど皮膚が薄く骨が違い部位も、鈍く響くような痛みを感じやすくなります。

乾燥した肌、日焼け肌
肌のコンディションが悪いと痛みや刺激を感じやすくなります。日焼け肌・色黒肌は肌の色が濃くなり、レーザーが肌に反応しやすく、痛みの原因になります。肌の色が濃すぎる場合はやけどのリスクがあり照射ができないこともあります。

生理中・生理前、体調不良
生理中や生理前は肌が敏感になる場合があり、痛みを感じやすくなります。体調不良の場合も同様です。

参考:美容医療診療指針|日本皮膚科学会

医療脱毛でなるべく痛みを抑えるには?

☑蓄熱式脱毛機で照射する
☑照射のペースや出力を調節してもらう
☑麻酔を使う
☑照射後に肌を冷やす
☑保湿ケア・日焼け防止に努める

蓄熱式脱毛機で照射する
熱破壊式は、高出力のレーザーを毛根に照射し毛根周辺の組織を破壊するのに対し、蓄熱式は、低出力のレーザーを毛包全体に照射し、発毛指令を出すバルジ領域にダメージを与える方法です。
蓄熱式の脱毛機を使用することで、熱による刺激が少なくレーザー照射時の痛みを感じにくくなります。

熱による刺激が強いとされる熱破壊式の脱毛機であっても、冷却機能や吸引機能を備えた機種であれば熱による痛みを軽減できます。

照射のペースや出力を調節してもらう
照射で痛みを感じた際には、担当者さんへ照射の出力を小さくできるか聞いてみましょう。

また、照射のペースが早いと痛みを連続で感じやすくなります。もう少しゆっくりとしたペースでできないか聞いてみてもいいでしょう。ただし、予約の枠の関係でペースを落とせない場合もあります。

麻酔を使う
医療脱毛クリニックでは痛みを軽減するために麻酔を使用できます。多くのクリニックで麻酔クリーム(表面麻酔)を用意していますが、ガスを吸ってリラックスする笑気麻酔を使えるところもあります。

少数ですが、麻酔の取り扱いがないクリニックもあるので、痛みが心配な場合は麻酔が使用できるかを確認しましょう。麻酔は無料で使用可能なクリニックもありますが、別途費用がかかるクリニックもあります。麻酔代はおおむね3,300円(税込)前後です。

照射後に肌を冷やす
医療脱毛では毛に対してかなり高温の熱が加わるため、肌へも熱を感じやすいです。熱を下げるために冷えたタオルや保冷剤を当てると、痛みが緩和されやすいです。
クリニックによってはそのような対応をしてくれるところもあります。

保湿ケア・日焼け防止に努める
医療脱毛の熱による痛みを感じにくくするための方法として、肌の保湿に努めること・日焼けを避けることがあげられます。
乾燥した肌は刺激に敏感になり、痛みや熱感を感じやすくなる傾向があります。医療脱毛中はクリームやローションをまめに使い、脱毛部位の保湿ケアをこころがけてください。

黒く日焼けした肌は、肌の黒色にも医療レーザーの熱が伝わり痛みを感じやすくなります。医療脱毛中はUVケアを徹底しましょう。

このほか、肌が敏感になりやすい生理中・生理前の施術も、できるだけ避けた方が無難です。

医療脱毛は何回目の照射から痛くなくなる?

医療脱毛では、回数を重ねるごとにだんだんと肌に感じる熱さが弱まり、レーザー照射時の痛みが感じにくくなると言われています。
全身脱毛の経験者に、脱毛の痛みを何回目まで感じたかを聞いてみました。

医療脱毛何回目まで痛かった?

医療脱毛はそれほど痛くないという声のグラフ

今回のアンケートでは「それほど強い痛みではなかった」という声が30%と、最も多い答えでした。
次に多い答えが「3回目まで痛かった」で、約22%です。全体の約4分の3の方が、強い痛みは3回目までだったと答えています。

脱毛回数を重ねると痛みが減る理由

脱毛の初回は、脱毛部位の毛量が最も多い状態です。その後施術回数が多くなるほど毛が細くなり、毛量も減っていくため、脱毛回数を重ねると痛みや刺激が弱まっていきます。

当初は様子を見て弱めの出力で照射し、慣れてきたら効果を出すために出力を上げていく……というクリニックもあります。この場合は、回数を重ねても痛みはなかなか軽減しないかもしれません。
経験者の話を聞くと、脱毛6回目以降も痛かったという方が1割程度いました。

痛みが辛い場合はあまり無理をせずにクリニックに相談して、麻酔を使うなど対応してもらいましょう。

<調査概要>調査概要:「医療脱毛」に関するアンケート
調査調査方法:インターネットによる調査
調査期間:2020年11月20日~2020年11月23日
有効回答:医療脱毛を行った女性50人

医療脱毛の痛みは部位と回数によって異なる

医療脱毛の痛みの特徴と対策方法について解説しました。
クリニックで全身脱毛を経験した方のアンケート結果によると、VIO脱毛で痛みを強く感じた方が大多数を占めていることがわかりました。
ご紹介したように医療脱毛の痛みを軽減する方法は様々あります。

しかし、自己流で対策することで逆に痛みが増加したり体に負荷がかかる場合もあります。
クリニックでの無料カウンセリングにて、痛みについて不安点を相談したり、テスト照射で照射の程度を確認したりすることがおすすめです。